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夏至の日が一年で一番早く日が昇るとは限らない?
加藤学習塾ブログ
2025/06/05
6月には「夏至(げし)」があります。暦の上では、一年で最も昼の時間が長くなる日ですね。だから当然、「日の出が一番早く、日の入りも一番遅い」と思われがちですが……実は、これは正しくありません。
意外なことに、夏至の日が必ずしも“日の出が最も早い日”ではないのです。
日本では、夏至の少し前、だいたい6月上旬〜中旬頃に日の出が最も早くなります。一方、日の入りが最も遅くなるのは夏至の後、6月下旬〜7月初旬あたり。つまり、最も昼が長い日は夏至であっても、日の出・日の入りの“ピーク”はズレているんですね。
これは地球の公転軌道と自転の関係、つまり「地軸の傾き」と「楕円軌道」によって生じる「均時差(きんじさ)」という現象が影響しています。少し難しい話ですが、太陽の動きは意外と複雑なんです。
身近な“太陽の動き”にも、こんな不思議があるとは驚きですよね。
次回の夏至には、「今が一番早い日の出じゃないんだ」と思いながら空を見上げてみてはいかがでしょうか。
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