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to不定詞のイメージ

加藤学習塾ブログ

2023/04/28

みなさん、こんにちは。

中2英語でto不定詞を習いますが、意味がいっぱいあって困りますね。
実は基本的なイメージは同じです。
元々、toは「~の方向に」という方向を表しますね。
よって、基本的なイメージは「~な結果の方向に向かう」という感じです。
例文を見てみましょう。

① "I go to school to study English."
(勉強するために学校に行く)
② " I want something to eat."
(何か食べ物が欲しい)
③ "I was glad to get it."
(それを手に入れてうれしかった)

①は基本的な不定詞で「~するために」と訳しますね。
しかし、こうも考えられますね。
「学校に行く」→「英語を勉強する」という結果になる。というふうに。
このように、to不定詞の基本的なイメージは「~という結果の方向に向かう」です。
②は「to eat」が「something」を修飾する形容詞的用法ですが、これも「なにかのもの」→「食べる」という結果になる、という流れですね。
③も同じく、「~して~な感情になる」というものですが、「うれしかった」→「それを手に入れたこと」に対して、というふうに、感情の原因がどこに起因しているのかという方向性をイメージできますね。

次の④はどうでしょうか。

④ "I did my best at the concert to win the first prize, which made me happiest in my life."

普通に訳すと、「優勝を勝ち取るためにコンサートでベストを尽くして、そのことのおかげで私の人生で最も幸せな瞬間でした。」となります。
しかし、この訳し方ですと、「最も幸せな瞬間」というのは「コンサートでベストを尽くしたこと」になりますね。
もう少し文脈を考えましょう。
to不定詞の基本的なイメージは「~な結果の方向に向かう」でしたね。
つまり、「コンサートでベストを尽くす」→「優勝する」という方向性を考えてみるとどうでしょう?

ということは、次のように訳してみます。
「私はコンサートでベストを尽くして優勝することが出来た。そのことのおかげで、私は自分の人生の中で最も幸せな瞬間でした。」
こうすると、「最も幸せな瞬間」というのは「コンサートで優勝したこと」になり、自然な文脈になります。


日本語に訳すときに、ほぼ全ての英文で大体の解釈が合っているということで、3用法が決められただけなので、根本的なtoの方向性のイメージは変わりません。おさえておきましょう。

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