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なぜ6月は「梅の雨」?そして7月は「桃の季節」? 果物に見る日本の暦感覚
加藤学習塾ブログ
2025/07/03
「梅雨(つゆ)」という言葉。雨の多い時期を指しますが、そもそもなぜ“梅”なのでしょうか?
語源には諸説ありますが、有力なのは「梅の実が熟す時期だから」というもの。実際、6月はちょうど青梅の収穫シーズンで、梅干しや梅酒を漬ける家庭も多いですね。雨が多く湿度が高いこの時期は、保存食づくりにも適していたのです。
一方、7月に入ると市場に並び始めるのが“桃”。かつての旧暦では、ちょうど7月が「桃の月」とされていました。桃は邪気を払う果物とされ、古来よりお盆の供物や縁起物としても大切にされてきました。
このように、果物と暦は深く結びついています。季節の移り変わりを味や香りで感じる日本の文化は、視覚や気温だけでなく、五感すべてを使って“時の流れ”を楽しんできた証です。
6月と7月の境目を、ぜひ「旬の味」で味わってみてください。
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