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雨の匂いの正体って?ちょっと科学なお話
加藤学習塾ブログ
2025/05/23
雨が降る前や降り始めにふわっと香る、あの「雨の匂い」。どこか懐かしくて心地よい香りですが、実はちゃんとした“成分”があるんです。
■ 匂いの正体は「ジオスミン」
この独特の香りの正体は、「ジオスミン」という物質。土壌に生息する**放線菌(ほうせんきん)**という微生物が作り出します。乾いた地面に雨が当たると、ジオスミンが空気中に拡散し、私たちの鼻に届くのです。
■ なぜ懐かしく感じるの?
ジオスミンの香りには、人間の嗅覚が非常に敏感に反応します。これは、昔の人類が「雨=植物が育つ恵みのサイン」として覚えていたからだとも言われています。
■ 雨の前に匂うのはなぜ?
雨が降る前に感じるあの匂いは、空気中の湿度が高まり、地面からジオスミンが少しずつ放出されるから。雷雨の前などは特に強く感じることがあります。
次に雨の匂いを感じたら、ちょっと立ち止まって深呼吸してみてください。それは、大地と微生物がつくり出す自然のサインかもしれません。
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