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滋賀県は米どころ

加藤学習塾ブログ

2023/01/27

みなさん、こんにちは。

今日は滋賀県の米について紹介します。
滋賀県は実は米どころです。
生産量は約16万トンであり、全国生産量の約6%を占めていて、毎年全国約15位前後の生産を誇ります。

その理由は地形にあります。
滋賀県は琵琶湖を中心に鈴鹿山脈をはじめ、山脈や山地で四方を囲まれています。そのため、東西南北のあらゆる方向から琵琶湖に流入する河川があり、水資源が豊富です。そして、その多数の河川が山地を浸食することで形成される扇状地や沖積平野がたくさんあり、稲作に適した土壌が堆積しています。
そして、四方を山に囲まれた盆地であるがゆえに、季節風が入り込めば、上昇気流が起きやすく降水をもたらし、また、夏は暖かい空気がたまりやすく、冬は山地を下る暖かい空気が入り込むフェーン現象が起きて、温暖な気候です。

この恵まれた地形と気候、そして豊富な水資源のおかげで、滋賀県では良質なお米が生産されており、滋賀県産の米は「近江米」という名称でブランド化されています。


実は、歴史的な観点でみても、おもしろいです。
滋賀県は京都の平安京のすぐ近くなので、近江米がたびたび、平安京の天皇に献上されていました。
そのため、平安京と滋賀県は物流ルートが確保されており、そのため、平安時代から滋賀県は流通・宿場町として栄えていました。
室町時代の馬借や江戸時代の飛脚のルートにもなっています。

滋賀県はすごい県なのですね。

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