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ヒグラシの鳴き声に隠された夏の合図
加藤学習塾ブログ
2025/08/19
セミといえば夏の象徴ですが、8月上旬になると鳴き声に変化が出てきます。特に注目したいのが「ヒグラシ」です。透明感のある“カナカナ…”という声は、どこか切なく、夏の夕暮れを象徴する音として親しまれています。
ヒグラシは、気温が下がる朝夕に特に活動的です。アブラゼミやミンミンゼミが昼の主役だとすれば、ヒグラシは“夏の合間に顔を出す詩人”のような存在。彼らの声は古くから俳句や和歌にも詠まれ、「もの悲しい」「涼しさを運ぶ」などと表現されてきました。
実はヒグラシの鳴き声は、気温や湿度によって聞こえ方が変わるとも言われています。暑い日が続いたあと、夕暮れにふと聞くと、その涼しげな響きが一層心に沁みるのです。夏の合図としてのヒグラシの声に耳を澄ませば、季節の移ろいをより豊かに感じられるでしょう。
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