シンガポールに日本お菓子メーカーが進出した理由|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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シンガポールに日本お菓子メーカーが進出した理由

加藤学習塾ブログ

2023/06/23

みなさん、こんにちは。

シンガポールという国をご存じでしょうか?
マレー半島の先端にある小さな東南アジアの島国ですが、経済水準は高く、観光業も盛んです。
赤道直下の常夏の国であり、冬休みに行くのがおすすめです。
そんなシンガポールに、日本のお菓子メーカーである「明治」が進出していることをご存じでしょうか?
1974年に既に進出しており、そこで、日本向けの製品や、東南アジア・東アジア向けのお菓子製品を製造しています。
なぜ、シンガポールなのでしょうか?
それは、シンガポールでは、原材料の輸入税率が低いからです。
自由貿易協定を結んでいない限りでは、国内産業を保護するために、原材料を輸入するときに関税がかかります。
しかし、シンガポールは輸入したものを、そのまま他国に販売したり加工品を作って他国に販売したりして「中継貿易」で栄えてきたという歴史があります。これは、現在もそうであり、シンガポールであれば、原材料にあまり関税がかからず安く仕入れることが出来ます。
しかも、お菓子作りに必要な原材料が近くにあり、輸送費も少なくなることも大きいです。
砂糖ならマレー半島(マレーシアやタイ)やインド、チョコレートのカカオならインドネシア、クリームに必要なパーム油ならマレーシアやインドネシア、というふうに。
原材料のコストを考えて、早々に、シンガポールに進出したのですね。
いろいろな製品の原産国を調べてみると面白いかもしれませんね。

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